前回の記事の最後に、Windows育ちの体がMacのショートカットに馴染めなくて、地味にイライラしているという話をちらっと書きました。「Windows環境に寄せる設定が必要だな」と気づいたところで終わっていたのですが、あの後1週間くらいかけて、ちょこちょこ環境を整えてみました。

普段はWindowsを使っていて、ローカルLLMのためだけにMacを買った、という人はきっと私だけではないと思います。

Karabiner-Elementsで、CtrlとCmdを入れ替えた

最初に入れたのがKarabiner-Elementsという無料のキーボードカスタマイズツールです。WindowsのショートカットはCtrlベース(コピーはCtrl+C)ですが、MacはCmdベース(コピーはCmd+C)。入れ替えないと、Windowsキーの位置を押してもショートカットにならず、いちいち指の動きを考え直す羽目になります。

これが地味にしんどくて、まずCtrlとCmdを入れ替えました。それだけで、コピペやウィンドウ操作が体に染み付いた動きのままできるようになります。

あわせて、半角・全角の入力モード切り替えもKarabinerで設定しました。Windowsだと半角/全角キー一発で切り替えられますが、Macだと標準ではそうはいきません。ここもWindows時代の癖のまま使えるようにしておくと、余計なことを考えずに済みます。

内心、体感のストレス減少はこのKarabinerの設定が一番デカかったです。キーボードがWindowsベースになった瞬間、一気に楽になりました。

AltTabで、Windowsのウィンドウ切り替え感覚を取り戻した

次に入れたのがAltTabです。標準のMacはCmd+Tabでアプリ単位の切り替えになりますが、Windowsに慣れていると、ウィンドウ単位でサムネイルを見ながら切り替えたい場面が多いです。

AltTabを入れると、Windowsそのままの感覚でAlt+Tabのショートカットが使えるようになります。ここは特に設定に迷うこともなく、入れてそのまま便利でした。基本無料で、一部の追加機能だけ有料(Pro)という位置づけらしいですが、無料の範囲で十分でした。

RustDeskでリモート接続したら、Karabinerの設定が消えて焦った

環境整備の一環で、外出先からMacの画面を見られるようにRustDeskも入れました。RustDeskはオープンソースのリモートデスクトップソフトで、WindowsのPCからMacの画面をリモート操作できます。

あわせてTailscaleというメッシュVPNも入れています。SSH接続する場面もあるので、Tailscale経由にしておくと安心感が違います。

ただ、ここで一つ沼にハマりました。RustDesk経由でリモートデスクトップ接続すると、Karabinerで設定したキーの入れ替えが効かなくなるのです。せっかく入れ替えたCtrlとCmdが、リモート接続の瞬間だけ元に戻ってしまいます。

これはRustDesk側の詳細設定で個別に直す必要がありました。Karabinerはローカルのキーボードドライバーレベルで動いているので、リモート経由の入力までは面倒を見てくれない、ということなんだと思います(正確な仕組みまでは調べ切れていません)。

iTerm2で、Claude Codeを並列に動かす

最後がiTerm2です。標準のTerminalアプリでも作業はできますが、iTerm2だと画面を分割できるので、Claude Codeを複数動かして並列作業させるときに楽になりました。1つのペインで作業を進めながら、もう1つのペインで別のタスクを走らせる、みたいな使い方です。

1週間くらいかけて、探しては少しずつ設定して、を繰り返していました。それが揃った頃に、「あ、便利になった」とふと実感した瞬間がありました。劇的というより、気づいたら快適になっていた、という感じです。

普段Windowsを使っていて、ローカルLLMのためだけにMacを買った、という人は、この環境整備をやっておくと敷居がだいぶ下がると思います。同じところで詰まっている人がいたら、まずKarabinerのCtrl/Cmd入れ替えだけでも試してみてください。


試してみた の記事はこちらにまとめています。