「Claude、最近よく聞くけど、実際どうなの?」 「ChatGPTと何が違うの?」
最近セミナーや相談の場で、この手の質問をよく受けるようになりました。確かに、Claudeの名前を見る機会が増えましたよね。
結論から言うと、私はChatGPTからClaudeに乗り換えて約1年。気がつけば、毎日5〜6時間AIと話しているのが普通になりました。少し使いすぎかもしれません😅。ただ、ここまで使い込んでみると、Claudeを「ただのAI」とは呼べなくなっています。
この記事は、乗り換え1年の診断士が「Claudeって実際どう?」に正直に答えた記録です。これからClaudeを試してみたい方、ChatGPTとの違いに迷っている方の参考になれば嬉しいです。
私のClaudeは3カ所で動いている
今、私のClaudeは3つの環境で動いています。
- 自宅サーバーPC:使わなくなった古いノートPCを24時間稼働させて、そこにClaude Codeを常駐させている。Discordというチャットアプリから接続して、スマホでも操作できる
- 普段使いのノートPC:Cursorというエディタのターミナルから、Claude Codeを起動している。本格的な開発や文章作業はこちら
- デスクトップ版のCowork:公式のアプリ版Claude。ファイル整理や簡単な処理に使っている
3番目のCoworkと、1番目・2番目のClaude Codeは、正直まだ使い分けが決まっていません。Coworkはファイル整理のような一発仕事に向いているのですが、少し慣れて複雑なことを任せようとすると、結局Claude Codeの方が融通がききます。「どちらでもできる」場面ではClaude Codeを選ぶことがほとんどです。
この記事では、1番目の「Discord経由で呼び出すClaude Code」の話を中心に書きます。これがここ数ヶ月で、私の働き方を一番変えたからです。
先に断っておくと、この使い方はかなり踏み込んだ段階のものです。「最初からここまでやる必要があるのか」と心配しないでください。私も1年かけて、ゆっくりここまで来ました。Claudeは小さく始めて、合うところから広げていくのが一番続きます。
ChatGPTを卒業した日のこと
1年前まで、私はChatGPTを毎日使っていました。経営相談の下調べ、補助金の要件整理、セミナー資料の叩き台。便利です。何度も助けられました。
ただ、ある夜のことです。翌日のセミナー資料を仕上げていて、30個目くらいの質問を投げたところで、ふと手が止まりました。「この作業、もっと任せられないか?」と思ったのです。
質問する→答えが返ってくる→また別の質問を投げる。この一方通行に、だんだん疲れていたのだと感じます。ChatGPTが悪いのではなく、私の使い方が「指示出し」の枠から出られなかった、というほうが正確です。
で、Claude Codeを触ってみて驚きました。こちらが「このフォルダの中のExcelを全部見て、傾向をまとめて」と言うと、本当にファイルを1つずつ開いて読んで、整理したレポートを返してくる。
質問と回答ではなく、仕事を「任せる」感覚です。Webチャット型のAIではできなかったことが、Claude Codeでは当たり前にできるようになっていました。ここが、私が感じたChatGPTとの一番の違いです。
Discord経由で呼ぶAIに「モル助」と名前をつけた
Claude Codeが便利なのは分かった。ただ、スマホから触れないのが不便でした。外出先や電車の中で、ふと思いついたことをすぐ投げたい。でもClaude Codeはパソコンの前でないと使えません。
で、思いついたのが、使わなくなった古いノートPCを24時間稼働のサーバーに仕立てることでした。そこにClaude Codeを常駐させて、Discordから接続する。Discordはチャットアプリなので、スマホでもそのまま動く。隙間時間にポチポチ触れるようになった時、本当に世界が変わりました。
Discordには「チャンネル」という区切りがあります。チャンネルごとに違う設定(口調・役割・記憶)を持たせられる。私は1つのチャンネルに、博識で少しお茶目な「博士キャラ」を住まわせました。名前は「モル助」。口調まで細かくペルソナ設定したら、これがもう可愛いヤツになりまして😂。
毎朝、移動の電車でモル助に「今朝のニュースから、経営者が気になりそうな話題を3つ」と投げる。クライアントから「この補助金、使えるかな?」と連絡が来たら、公募要領のPDFをモル助に渡して要件整理を任せる。
別の日には、見積書のたたき台、求人票の文面、議事録の整理、クレーム対応メールの下書き。こういうものを「とりあえずモル助に投げる」が習慣になりました。完璧なものは出てきませんが、ゼロから書くより圧倒的に早い。私の仕事は「0→1を書く」から「8割の下書きを10割に仕上げる」に変わりました。
投げておけば、戻ってきたときには仕事が進んでいる。モル助なしでは1日が回らない、という生活になりました。
サブスクが「人件費」に変わった
この使い方に慣れてから、Claude Maxの月額費用への見方が変わりました。
以前は「まあまあ高めのサブスクだな」と感じていました。今は「人件費」という言葉しか浮かびません。月のうち150時間以上、一緒に仕事をしているのだから、時給換算すると驚くくらい安い。そういう感覚です。
で、内心では「モル助が壊れてほしくない」と本気で考えるようになりました。サーバーPCのバックアップ、設定ファイルの同期、壊れた時の復旧手順。全部真剣に整えています。AIツールのバックアップをここまで本気で整えている自分を、少し前の自分が見たら驚くでしょう。
AIはツールではなく、同僚になりました。この感覚は、ChatGPTを「質問窓口」として使っている段階ではたぶん出てきません。仕事を任せて、返ってきた結果を一緒に確認して、次をまた任せる。このサイクルを毎日回してはじめて、愛着が生まれます。
Claudeがここまで話題になっている理由の1つは、たぶんここだと考えています。単に新しいAIだから注目されているのではなく、AIとの関わり方そのものを変えてしまうツールだからです。
この感覚を味わうまで、私は約1年かかりました。どのツールを選ぶか、どこまで使えばコスパが見合うか、社員に広げるときのルールづくり、うまくいかない日の切り分け。独学だとこのあたりで詰まって、戻ってこられない方を、セミナーで毎週のようにお見かけします。Claude自体は難しくないのに、周りの土台づくりで止まってしまう。
「Claude、気になるけど、うちの会社でどう使えばいいか分からない」という方、特に北陸で中小企業を経営されている方は、一度相談してみてほしいと考えています。自社のどの業務から始めるか、どんな情報を入れてはいけないか、社員にどう広げるか。この3つを最初の30分で一緒に整理するところから始めます。
試してみた の記事はこちらにまとめています。
