補助金の公募要領を読む作業が、毎回時間を食っていた

補助金の公募要領を開くたびに、同じことを思います。「長い」。

対象要件、補助率、上限額、申請期限、必要書類。知りたい情報は決まっているのに、PDFの中であちこちに散らばっている。しかも文章が多い。表になっていればまだ拾いやすいのですが、地の文に条件が埋もれていると、見落としが怖くて何度も読み返すことになります。

私の場合、クライアントに「この補助金、使えそうですか?」と聞かれたら、まず公募要領を読んで、Excelに条件を整理して、それからスライドにまとめて説明する。この一連の流れに、だいたい30分から1時間はかかっていました。

内容を理解する時間ではなく、情報を「探す」時間と「並べ替える」時間です。ここが毎回もったいないと感じていました。

PDFをClaude in Excelに渡してみた

で、先日、Claude in Excelで試してみたんです。

操作はシンプルでした。Excelを開いて、サイドパネルのクリップアイコンからPDFを添付する。公募要領のPDFをそのまま渡して、「対象要件・補助率・上限額・申請期限・必要書類を整理して」と指示しただけです。

5分もかからずに、条件がExcelのセルに整理されていました。

PDFの中の表はもちろん、地の文に埋もれていた数値や条件もちゃんと拾ってくれている。内心、「これ、自分で読み返すより正確かもしれない」と思いました。

ただ、そのまま使えるかというと、ニュアンスの調整は必要です。クライアントに見せる資料なので、「この条件はうちに関係ある/ない」の判断や、強調すべきポイントの選び方は私がやります。そこに5分ほどかけて修正しました。

従来30分から1時間かかっていた作業が、Claude in Excelの処理5分+ニュアンス修正5分。計10分で終わりました。

「PowerPointにもまとめて」と言ったら、スライドができていた

Excelに整理できたところで、ふと思いつきました。「これ、そのままスライドにできないかな」。

Microsoft PowerPointのファイルを開いて、Excelのサイドパネルからそのまま「PowerPointにもまとめて」と指示してみました。Claude in Excelには「Let Claude work across files」という設定があって、これをONにすると、同時に開いている別のファイルにも作業してくれます。Pro/Maxプランならデフォルトでオンになっています。

操作としては、ExcelとPowerPointを両方開いた状態で、Excelのサイドパネルから指示するだけ。

しばらく待つと、PowerPointにスライドができていました。Excelに整理した条件がスライドの形に再構成されている。

すご。😳

Excel側で整理した内容を、PowerPoint側に展開してくれている。ExcelとPowerPointが会話しているような感覚でした。内心、「エージェントやん」という気分です。

もちろん、デザインの微調整やクライアント向けの言い回しの変更は必要です。でも「ゼロからスライドを作る」のと「できているスライドを直す」のでは、かかる時間がまるで違います。

ExcelとPowerPointが、会話している

今回やったことを振り返ると、私がやった操作は3つだけです。

  • PDFをClaude in Excelに添付して、整理を指示した
  • 出てきた内容のニュアンスを修正した
  • 「PowerPointにもまとめて」と言った

制約もあります。同時に開いているファイルにしか作業できないので、セッションをまたいだ連携はできません。複雑なアニメーションや凝ったデザインも期待しないほうがいいです。

ただ、「PDFを読む → Excelに整理する → スライドにまとめる」という流れを、1つのサイドパネルから自然言語で指示するだけで回せた。ここが発見でした。

ツールが単体で賢いのではなく、ツール同士がつながって動く。この体験は、ExcelやPowerPointを日常的に使っている方ほど「あ、これは使える」と感じるのではないかと思います。

補助金に限らず、PDFの資料を読んで整理してスライドにする場面は、けっこうあります。次にそういう場面が来たら、まずClaude in ExcelにPDFを渡すところから試してみてください。


補助金と制度 の記事はこちらにまとめています。